2010年12月11日土曜日

イセリアカイガラムシ  別名ワタフキカイガラムシ


図鑑では見ていたのだが実際に見るのは初めてだ。
調べてみると面白いことが書いてある。

この虫はオーストラリア原産で、外来生物として爆発的に増えたという。
1868年、アメリカのカリフォルニアにこの種が侵入しているのが見つかり果樹園に大きなダメージを与え、柑橘系の果樹園の将来を危うくするほどになったという。



蝋でできたヨロイがあるので殺虫剤が蝋物質に阻まれて効かないというのだ。
そこで昆虫学者ケベルがオーストラリアに渡り、そこでこのイセリアカイガラムシを食べるベダリアテントウというテントウムシの仲間を発見した。


1888年からアメリカへテントウムシを送り、139個体を導入したところ3年の間にイセリアカイガラムシを制御したという。


詳しくはhttp://ligustrum.blog21.fc2.com/blog-entry-110.html
http://blog.goo.ne.jp/tanakagawa_shinogi/e/27e0ba0e7e70ea5240d0174fbf526ab8

を参照して欲しい。

日本でも導入されたのでベダリアテントウは帰化昆虫として現存するという。

ベダリアテントウ(田中川の生き物調査隊様より)

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