2010年8月5日木曜日

実の一つだに なきぞ悲しき





2-3日前に何気なく撮った一枚。



葉っぱからして、山吹の実かなぁと思っていた。

確認の為に検索すると面白いことが判った。


八重咲きの山吹には実が成らないという。

そういえば裏山にも春には山吹が咲くが実の生っているのを見たことがない。
ならばこれはいったいどうしたことか。

調べてみると一重の白山吹には実がなるという。


文学と歴史に弱いのだが

ウイキペディアに次のように書かれている。

山吹伝説

道灌が父を尋ねて越生の地に来た。突然のにわか雨に遭い農家でを借りようと立ち寄った。その時、娘が出てきて一輪の山吹の花を差し出した。道灌は、蓑を借りようとしたのに花を出され内心腹立たしかった。後でこの話を家臣にしたところ、それは後拾遺和歌集の「七重八重 花は咲けども 山吹の実の一つだに なきぞ悲しき」の兼明親王の歌に掛けて、間(やまあい)の茅葺きの家であり貧しく蓑(実のひとつ持ち合わせがないことを奥ゆかしく答えたのだと教わった。古歌を知らなかった事を恥じて、それ以後道灌は歌道に励んだという。豊島区高田の神田川に架かる面影橋の近くにも山吹の里の碑があり、1kmほど東へ行った新宿区内には山吹町の地名があり、伝説の地に比定されている。また、落語にこの故事をもとにした『道灌』という演目がある。

太田道灌は江戸城を築城した。

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